日本の一人暮らしの初期費用について解説!金額の目安や安く抑えるポイントをご紹介
日本で一人暮らしをするには、はじめにまとまった費用が必要です。
日本への移住を考えているけど、初期費用がどれぐらいかかるのかわからないと感じていると思います。
今回は、一人暮らしに必要な初期費用の目安や費用を安く抑えるポイントについてご紹介します。
1.賃貸契約にかかる費用
一人暮らしをするのに必要な初期費用の1つ目は賃貸契約にかかる費用です。
賃貸契約にかかる初期費用は、日本では家賃の4〜6か月分が目安と言われています。
費用の種類やそれぞれの費用の相場を紹介します。
家賃・共益費・管理費
家賃・共益費・管理費は、初期費用として入居月分と翌月分の最大2か月分を支払います。
月の途中で入居する場合は、入居月分を日割り計算するのが一般的です。
共益費・管理費は共有部分の維持管理の費用で、家賃の5〜10%程度が相場です。
敷金
敷金は部屋を借りる際に貸主に預ける保証金のことで、入居時に一度だけ支払います。
貸主に預けた敷金は、家賃の不払いや入居中の不注意による部屋の損傷の修理代金として使われます。
敷金は、保証金として使う機会がなければ退去時に入居者に返金されます。
敷金の費用相場は家賃の1〜3か月分で、敷金をゼロとしている物件もあります。
礼金
礼金とは貸主に支払う謝礼金のことで、敷金と同様に入居時に一度だけ支払う費用です。
礼金は、住宅が不足していた時代に部屋を貸してくれる大家への感謝の気持ちとして生まれた、日本独自の慣習による費用です。
礼金の費用相場は家賃の1〜2か月分で、礼金をゼロとしている物件もあります。
仲介手数料
仲介手数料は、物件を紹介してくれた不動産会社に支払う手数料です。
日本では不動産会社を介して賃貸契約をするのが一般的です。
不動産会社は物件の斡旋・紹介、賃貸契約の締結を行っています。
不動産会社を介さず貸主と直接契約を交わす場合は、仲介手数料は必要ありません。
仲介手数料の費用相場は、家賃の0.5〜1か月分です。
火災保険料
火災保険は、火災や水漏れなどにより家具・家電に起きる被害を補償する保険です。
建物自体の保険は貸主が加入しており、入居者が加入する火災保険は部屋の中で起きる事故を補償の対象としています。
火災保険への加入は任意ですが、万が一の事故に備えて保険加入を入居の条件としている貸主もいます。
火災保険の費用は補償内容によって異なりますが、年間8,000円〜16,000円程度が相場です。
鍵の交換費用
鍵の交換費用は、以前の入居者の鍵を交換するための費用です。
鍵の交換費用は入居者負担となっていることが一般的ですが、貸主が費用を負担してくれる物件もあります。
鍵の交換費用は鍵の種類によって異なり、5,000円〜20,000円程度が相場です。
保証会社利用料
保証会社利用料は、連帯保証人の代わりに保証会社を利用する際に支払う費用です。
日本の賃貸物件では入居者の家賃滞納に対応するため、連帯保証人を必要とします。
最近は連帯保証人の代わりに、保証会社の利用を入居の条件とする貸主が増えてきました。
貸主が保証会社の利用を条件としておらず、連帯保証人をつけることができれば保証会社利用料は必要ありません。
保証会社利用料の費用相場は家賃の0.5〜1か月分です。
2.引っ越し費用
一人暮らしを始めるのに必要な初期費用の2つ目は、引っ越し費用です。
引っ越し費用は、荷物の量や引っ越し先の距離、時期によって大きく変わります。
引っ越し業者の選び方
引っ越し業者を選ぶ際は、複数社から見積もりを取るようにしましょう。
引っ越し業者には日本全国に対応している大手の業者と、近距離のみに対応している地域密着型の業者があります。
大手はサービスが充実している反面、値引き交渉がしづらい特徴があります。
地域密着型は費用を安く抑えられる反面、業者によって品質やサポート面にばらつきがあるという特徴があります。
日本では複数業者から簡単に見積もりが取れる「SUUMO引っ越し見積もり」や「引っ越し侍」といった引っ越し比較サイトがあります。
各業者の口コミや評判も確認できるので、引っ越し業者を探す際は利用してみてください。
引っ越し費用の節約方法
引っ越し費用は荷物を減らし、引っ越し業者への依頼内容を減らせれば安く抑えられます。
- 不用品を処分して荷物を減らす
- 荷造り、荷ほどきを自分でする
- 段ボール、梱包材を用意する
事前に大型の家具・家電を処分しておくと荷物が大きく減り、費用を節約できます。
梱包材を準備して、自分で荷造り、荷ほどきをすると、引っ越し業者への依頼内容が減るため、さらに費用を安く抑えられます。
荷物や引っ越し業者の作業内容を減らすことが、引っ越し費用の節約のポイントです。
3.家具・家電の購入費用
一人暮らしに必要な初期費用の3つ目は、家具・家電の購入費用です。
新生活を送るためには、最低限そろえておきたい家具・家電と余裕があればそろえたい家具・家電があります。
最低限必要な家具・家電と購入費用の目安
最低限そろえたい家具・家電と購入費用の目安を紹介します。
| 最低限必要な家具・家電 | 購入費用の目安 |
| 冷蔵庫 | 18,000円〜 |
| 洗濯機 | 27,000円〜 |
| 電子レンジ | 8,000円〜 |
| エアコン | 41,000円〜 |
| エアコン設置工事 | 15,000円〜 |
| 照明器具 | 2,000円〜 |
| 掃除機 | 4,000円〜 |
| 布団 | 5,000円〜 |
| カーテン | 2,000円〜 |
最低限の家具・家電はリーズナブルな商品でそろえても12万円程度です。
購入費用の中でエアコンがもっとも負担が大きいです。
エアコン付きの物件を探せば6万円近く安くなるので、初期費用を抑えたい人はエアコン付きの物件を探すとよいでしょう。
余裕があればそろえたい家具・家電と購入費用の目安
余裕があればそろえたい家具・家電と購入費用の目安を紹介します。
| 余裕があればそろえたい家具・家電 | 購入費用の目安 |
| テレビ | 15,000円〜 |
| 炊飯器 | 5,000円〜 |
| 電気ポット | 1,000円〜 |
| ガスコンロ | 18,000円〜 |
| テーブル | 4,000円〜 |
| 収納家具 | 3,000円〜 |
| ベッド | 5,000円〜 |
| ソファ | 6,000円〜 |
| カーペット | 1,000円〜 |
テレビやソファ、ベッドはなくても平気という人もいると思います。
料理をしない人なら、炊飯器やガスコンロを買う必要もありません。
日本には24時間営業しているコンビニエンスストアやレストランが多く、自炊をしなくても生活できます。
まずは最低限必要な家具・家電を揃え、余裕が出てからライフスタイルに合わせて必要なものを買い足していくのがよいでしょう。
4.初期費用を抑えるポイント
初期費用を抑えるポイントを3つ紹介します。
フリーレント・敷金・礼金ゼロ物件を探す
フリーレント、敷金ゼロ、礼金ゼロ物件を探せば、賃貸契約にかかる費用を抑えられます。
フリーレントとは一定期間家賃を無料にする契約のことで、1〜2か月分の家賃を無料にできます。
入居時に必要な敷金、礼金をゼロとしている物件も多くあります。
フリーレント、敷金ゼロ、礼金ゼロ物件を探せば、通常の物件と比べて家賃2〜3か月分の初期費用を抑えられます。
家具・家電を安く手に入れる
家具・家電を安く手に入れましょう。
日本では、4月が入学、入社、転勤の季節となります。
家電量販店やネットショップでは、一人暮らし向けのセールが開催され、家具・家電がお得に購入できます。
冷蔵庫、洗濯機、掃除機、電子レンジなど新生活に必要な家電をまとめて購入すると、セール価格で家電が手に入ります。
リサイクルショップやフリマサイトで中古品を探せば、さらに安く家具・家電を購入できます。
リサイクルショップの中には、店舗でトラックの無料貸し出しサービスを行っているところもあり、自分で運べば配送料金を抑えられます。
また、日本では家具・家電のレンタルサービスもあります。
テレビ、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジの4点セットを年間6万円程度でレンタルできます。
さらに、一人暮らし用の部屋であれば家具・家電付きの物件もあり、初期費用をさらに安く抑えられます。
引っ越し時期を検討する
引っ越し時期を検討して、引っ越し費用を安く抑えましょう。
日本は入学、入社、転勤のある春(3月〜4月)や秋(9月)は引っ越しが繁忙期を迎えます。
反対に夏(5月〜8月)や冬(11月〜1月)は引っ越しの閑散期です。
特に6月、11月、1月は最も引っ越しが少ない月だと言われています。
引っ越し費用も繁忙期と閑散期では、2倍以上の差が生まれる場合もあります。
一人暮らしを始める時期に制約がなければ、引っ越し費用が安くなる閑散期を狙ってみましょう。