日本のベランダとバルコニーの違いは?それぞれのメリット・デメリットや気をつけるべきポイントを解説
日本でのベランダとバルコニーの違いは、「屋根の有無」になります。日本と海外ではそれぞれの意味が異なるため、注意が必要です。
本記事では、ベランダ・バルコニーの違いからメリット・デメリットを解説します。
1.ベランダとバルコニーの違いは「屋根の有無」
ベランダとバルコニーの違いは、屋根の有無です。
室外のスペースに屋根がある場合は、「ベランダ」として定義されます。一方で、屋根がない場合は、「バルコニー」と定義されます。
※どちらも原則2階以上の屋外スペースを指します。1階の屋外スペースは「テラス」や「専用庭」と呼ばれるのが一般的です。
日本のマンションやアパートでは、屋根のある「ベランダ」が設けられていることが多いです。一方で、「バルコニー」は、戸建て住宅に多くみられます。
他にも「ルーフバルコニー」と呼ばれる、下階の屋根(スラブ)上を利用した屋根のない屋外スペースもあります。賃貸では多くはありませんが、分譲マンションでは人気です。
なおルーフバルコニーは共用部分(専用使用権付き)であることが多く、使用細則や月額使用料、排水口の清掃義務、重量制限(大型プランター・家具など)、防水層を傷めない取り扱いが定められている場合があります。契約前に確認しましょう。
日本と海外では「バルコニー」と「ベランダ」の意味が異なる
日本で多くの人が「ベランダ」と呼んでいるスペースは、海外では「バルコニー」と呼ばれることが多いです。
英語が意味するバルコニーは「建物の壁から外に張り出し、周囲に手すりを巡らせた台」のこと。2階以上に設置された手すり付きのスペースであれば屋根の有無は関係ありません。
日本では日常会話で屋根の有無に関係なく「ベランダ」と呼ぶこともあるため、混乱しないよう覚えておきましょう。
2.ベランダとバルコニーのメリット・デメリット
ベランダのメリット・デメリット
メリット
- 雨の日でも洗濯物が干せる
- 日差しを遮ってくれるので、室温が安定しやすい
- 屋外作業もしやすく、風や雨に強い
屋根があることで、天候に左右されず使いやすいのがポイントです。少しの雨であれば窓を開けられるなど、暮らしやすい点が特徴です。
デメリット
- 採光が弱く、部屋が少し暗く感じる
バルコニーのメリット・デメリット
メリット
- 明るく、日当たり・風通しが抜群
- プランターを使った家庭菜園やガーデニングにもぴったり
- 見晴らしがよく、開放感がある
デメリット
- 雨の日は洗濯物が干せない
- 夏は暑くなりやすい
- 急な雨で洗濯物が濡れてしまう可能性がある
3.賃貸住宅のベランダ・バルコニーで気を付けるポイント
ここからは、賃貸住宅のベランダ・バルコニーで気をつけるべき4つのポイントを解説します。
避難の妨げになるものを置かない
ベランダやバルコニーは共用部分(専用使用権付き)であり、避難経路としての役割も担います。
特に避難ハッチ(避難はしご)や隣戸との境にある隔て板(蹴破り戸)の前には物を置かないようにしましょう。物干し台やプランターも通行幅を確保できる配置にしてください。
大規模なDIYは行わない
賃貸住宅では、ベランダやバルコニーは共用部分のため、穴あけ・塗装・タイル固定・ウッドデッキ固定など、原状回復できない施工は禁止が一般的です。
置き型のウッドデッキや養生マットなどで代替できるか、管理会社に確認しましょう。
喫煙や火気の使用に注意
喫煙をベランダで行う場合は、煙やにおいが近隣に流れやすいため注意が必要です。
また、近年は管理規約でベランダ喫煙や火気使用(BBQ・カセットコンロなど)を禁止している物件も増えています。必ず契約書・管理規約を確認してください。
植物や音に配慮する
プランターは手すりの外側に掛けない、落下防止固定をする、受け皿で水滴対策をするなどが基本です。
また、排水口(ドレン)の落ち葉詰まりも禁止されています。
音についても、通話や動画視聴・楽器演奏は時間帯や音量に配慮し、椅子の引きずり音や足音は防振マットで軽減すると安心です。